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032 春道列樹
山川に 風のかけたる しがらみは
流れもあへぬ 紅葉なりけり
( やまがわに かぜのかけたる しがらみは
ながれもあえぬ もみじなりけり )
【現代語訳】
https://hyakunin.stardust31.com/yaku-itiran.html 参照
山あいの谷川に、風が架け渡したなんとも美しい柵があったのだが、それは (吹き散らされたままに) 流れきれずにいる紅葉であったではないか。
【私感】
流れきれずに川に広がる紅葉の鮮明な色。
【メモ】
https://ogurasansou.jp.net/ 参照
【山川】「やまがわ」と読み山の中にある川。「やまかわ」では「山と川」。
【しがらみ】「柵」と書いて「しがらみ」。川の流れを堰き止めるために、川の中に杭を打って竹を横に張ったもの。
【流れもあへぬ】「あへぬ」は、「あふ」の打消し形で「~しきれない」
【紅葉なりけり】「けり」は、今気づいた、という感動。
川に広がる紅葉の鮮明な色が目に浮かんでくるような、非常に美しい、ビジュアルな歌。